こんにちは！
旅好きDです。
晴れの摩周湖から霧の釧路へ。
天気も気温もダイナミックに変化することに
驚きを隠せない初心者女子２人のツーリング。
前回はこちら ↓
釧路では、この旅はじめて連泊することに！
【11日目】2001/8/14 釧路湿原 走行183km
釧路のライダーハウス「北友荘（ほくゆうそう）」（※現在は閉所）。
オーナーの田代さんはアウトドア＆旅人をもてなすことが大好きな方で、宿泊客に楽しい体験ツアーを企画していました。
釧路湿原で人生初のカヌー体験
釧路といえば「釧路湿原」！
私たちも一度は見てみたいと思っていたので
カヌー体験ツアーに参加することにー！(*´ω｀*)
３０００円くらいだったかな…
貧乏大学生の格安ツーリングでこの出費は痛かったけど、なかなかできないカヌー。そしてそれが釧路湿原で体験できるというのだから大興奮です！！
まずは、釧路湿原の遠景を眺めに向かいます。
この日の天気はくもり。うっすら霧がかかることもあり、気温も１８度～２０度くらいと少し肌寒いくらいです（釧路の夏では普通なんだそう）。
これ、どこかの展望台という雰囲気はなく 笑 オーナー田代さんが 地元民ならではの知識を生かして連れていってくれた場所だと思われます。うん、ちゃんと湿原が見えているのがすごい！
あざやかな緑の平原をゆったりと蛇行する釧路川。
耳をすますと、風の音と鳥の声がかすかに聞こえる静寂の世界。
圧倒的な大自然が ただ悠然と佇んでいます。
日本じゃなくて別の国なのでは？と思うほど。
アマゾン川みたい！（勝手なイメージ）
カヌー体験は、およそ２時間。
初めてのカヌーが釧路湿原って贅沢だなー(*´ω｀*)
漕ぎ方進み方のレクチャーを受けて
波１つ立たない湖のような川面に乗り出します。
水と一体化したような、
不思議な感覚！
時折、名前のわからない鳥を見つけたり
小さな花が咲いていたり
癒されます…(´ー｀)
これまた写真がないのでフリー素材から選んで
イメージ画像を貼っちゃうよ！笑
ゆっくりと漕いで静かに静かに進んでいく
およそ２時間のカヌー旅。
本当に心地良く、最高の体験でした。
午後からは、釧路近くの白糠町にある恋問海岸へ！
砂浜が１０キロも続いています。
いい意味で北海道っぽくない海岸！
ぼーっと太平洋を眺めたり、砂浜で絵をかいたり（青春ｗ）
のんびり過ごしました。
この海岸は夕日がとってもキレイな場所で
恋人たちにも人気のスポット。
隣に道の駅もあり、
ツーリングやドライブの休憩に立ち寄るのにもピッタリです。
ライダーハウスの存続について思うこと
この夜も「北友荘」に宿泊！
昨日と同じメンバーが３割、
そしてまた新しく宿泊する旅人が７割。
それを受け入れて見送って一緒になって楽しんで…
オーナーさんってすごいですね。
大変なことも多いでしょうが、まったく見ず知らずの人の旅、ひいては人生の１コマとして記憶されるのだから、やりがいがあるんだろうな…と思います。
現にこうして２０年たった今でも、私はしっかり覚えているのだから。 
ライダーハウスは善意でやっておられる所が多く、商売としてはほとんど利益が出ないという話も何度か聞いたことがあります。近年はライダー数の減少や新型コロナの影響などから閉所するところも増えてきていますが、今あるライダーハウスやお宿が続いてほしい…１人の旅人として願うばかりです！m(_ _)m
【12日目】2001/8/15 釧路→帯広 走行122km
釧路に来たら、絶対にやってみたかったのが
「和商市場」の“勝手丼”！
朝ごはんがわりに海鮮を食べようといざ市場へ！
和商市場名物“勝手丼” 北の海の幸を“好き勝手に選んで作る丼ぶり”
北海道といえば、海の幸の宝庫。
おいしい海鮮丼は各地に数あれど
自分で組み合わせて好きなように作れるというのが
和商市場の“勝手丼”の魅力です。
これがめちゃくちゃ楽しい！！( *´艸｀)
①総菜屋でごはん（大・中・小）を選んで
どんぶりに盛ってもらう。
※ごはん→100～400円ほど
②海鮮屋を回って、自分の好きな材料を探す。
※材料は季節によってさまざま！
量り売りや切り身で50円～500円ほど
③選んだ海鮮をごはんに盛ってもらい完成！
醤油をかけていただきまーす(*´ω`*)
ごはん少な目で具をメインにしてもいいし
ガッツリ盛りに盛って豪華な丼にもできる！
オリジナルにできる楽しさに加えて
ホッケの刺身やタラバガニ、ボタンエビなど
北海道ならではのものを味わえる嬉しさ。
私は無類のカニ好きなのでタラバガニと毛ガニで
何だかすごいお値段になっていたような…
（記録も写真もございません 汗）
でも、この経験と思い出は
プライスレス！(´ー｀)
釧路に行ったらマストですよー！！
HPには割引券もあるので、
ぜひ活用してみて下さい！
釧路湿原を遊び尽くせ！ダートを走るスリル体験
ライダーハウス「北友荘」に戻って
もう１つ、オーナー田代さんの楽しい企画に参加です。
その名も
ジムニー荒れ地ツアー
（いや、特に名前はなかったな 笑）
田代さんが運転する四輪駆動のジムニーに乗り
湿原まわりの荒れ地をひたすら巡ります 笑
アップダウンのある道にガンガン突っ込んで走り
湿っている場所では少しタイヤがはまったり
抜けだしたら石にぶつかって跳ねたり
もう無茶苦茶 笑 (´ー｀)/
常に上下左右に揺さぶられるのが
あまりにも面白すぎて笑いっぱなし！
文字でうまく表現できませんが
こんなに楽しい時間を過ごさせてもらたのに
お金を払った覚えがないのです( ;∀;)
無料で連れて行ってくれていたとしたら
もう今、何としてでもお礼がしたい！と思うほど。
釧路には１泊でいいかなと思っていたのが
このオーナーの温かい“おもてなし”によって
２泊の滞在がものすごく思い出深いものになりました。
出会いに感謝です！
ご本人はコレを見ていないとは思いますが…
田代さん、本当にありがとうございました！！
釧路の８月は東京の10月？ 道東エリアでは霧と気温に注意！
夏の北海道。ここまでおよそ半周回ってきましたが
釧路周辺の霧の出やすさと、
夏でも２０度に届かない気温には
本当にびっくりしました！
北に行けば行くほど寒いと思い込んでいたのですが
やはり、あれだけ大きな北の大地。
それぞれの地域によって気候が異なるのは必然ですね。
８月の気温について調べてみました。
まず、県庁所在地の札幌。
８月の平均気温が２２．３度。
平均…なのでこれより暑い日も当然ありますが
本州に比べて涼しいことは一目瞭然ですね。
続いて、北海道最北にある都市・稚内。
８月の平均気温が１９．６度。
やはり最北の都市は札幌に比べると低め。
１月・２月の平均気温も同じく
１度くらい低くなっています。
では注目の、釧路です。
８月の平均気温が１８．０度！！
８月ですよ？？平均ですよ？？（@_@）
東京でいうと、１０月の平均気温です。
そりゃー寒いはずだわ！( ;∀;)
３０度以上の猛暑日は数年に１度あるかないかだそうです。さらに、日照時間も短く霧が多い気候なので、肌寒さをより感じやすい特徴もあります。
ということで、私のように知識がない状態で訪れると
夏でも寒さにやられてしまいます( ;∀;)
★脱ぎ着しやすいジャケット、パーカー
★雨具とウィンドブレーカー
などを持っていきましょう！長そで必須ですね。寒いのが苦手な方は貼るカイロなどもあるといいですが、現地のコンビニやドラッグストアで調達できるので、必要な方は使って体を冷やさないように気を付けて下さいね。
ちなみに…釧路でどのくらいの日数、霧が発生しているのか？
東京・札幌と比べた面白いデータを見つけました。
６・７・８月の釧路は
月の半分が「霧」です（衝撃）
このグラフ、東京と札幌のデータを見るには
少なすぎて笑えるくらい 差がありますｗ
釧路で霧がよく発生する理由には
太平洋高気圧からの風や海流の関係があるそうですが
難しいことはさておき、霧の町だということが
データからもよくわかりました。
道東エリアには、摩周湖・屈斜路湖・阿寒湖・然別湖などのキレイな湖、知床や釧路湿原などの大自然、開陽台・多和平をはじめ北海道らしい牧歌的な眺めが楽しめる名所に加え、地平線に続いていくかのような道や動物との出会いがたくさんあります。
北海道ツーリングで道東は外せない！
と言われるゆえんだと思います。
風を切って走るライダーだからこそ服装を上手に調節して体調を整え、
霧が発生した際には、スピードを控えていつも以上に安全運転をするなど
その土地ならではの天候条件と付き合ってバイク旅を楽しみたいですね！
さて。
思った以上に充実の滞在となった釧路を離れ
国道３８号線で帯広へ。
次は、ライダーハウス「やどかりの家」に
“宿かり”します 笑
明日の朝も、はじめての体験が待っている…
お金がやばいけど、楽しみー！
ではまた！
