こんにちは!旅好きDです。
北海道ツーリングもちょうど折り返し。
ベテランライダーの方からすると
肩慣らし程度の距離(100~300km)しか走っていませんが
本人たちはいたって一生懸命 笑
前回はこちら ↓
ここからは本州ではなかなか味わえない
いろんな意味で人生の幅を広げる
貴重な体験が重なっていきます。
道東の旅です!
【10日目】2001/8/13 知床→摩周湖→釧路 走行248km
今回の旅でどうしても行ってみたかった場所が
世界遺産・知床の大自然を感じられる
「カムイワッカ湯の滝」。
湯の滝…という名の通り、山から湧き出たお湯が流れ出して滝になっているという何ともワイルドな温泉です。その滝(つまり温かい!)を上って滝つぼの温泉に浸かることができる…これは行かずにはいられない!
…とかいいつつも、全身お湯に浸かるのは勇気がいるし水着は持ってきていないので“足湯ごっこ”しよう~!と軽ーい気持ちで向かうのでした。
無知な若者は、ある意味最強かもしれません。
カムイワッカ湯の滝に感動 服装&持ち物には注意!
ツーリング日記より
朝7時40分 知床自然センターからバスにのってカムイワッカ湯の滝へ。
Mちゃんは入口のところでおじちゃんが売ってた500円のレンタルぞうりに履き替え、私はスニーカーで挑むことに。
スニーカー…するする滑って怖かったー!
Mちゃんのぞうり、試しに貸してもらったらすごい歩きやすかった!
カムイワッカの滝への行き方は期間によって異なります。私たちが行ったときはちょうど8月の半ば、お盆だったのもありマイカーやバイクで入口まで行くことができないため、シャトルバスを利用して向かいました。
バスを降りたところで、ぞうりをレンタルしているおじちゃんがいて、10人に1人くらいは利用してた風でした 笑 なので、Mちゃんが試してみることに。
するとこれが大正解だった!!
まじで神ぞうり!!
超歩きやすい…なんで私スニーカーにしたんやろうと後悔するくらい…。
(※今はレンタルぞうりが無いそうです)
温泉水が流れる滝を上っていくのですが、
ぬるっとしている感じで滑りやすい!
なのでオススメなのは
- サンダルやクロックス、マリンシューズなど濡れてもOKで滑りにくい靴
- 服装はハーフパンツか短パンなど濡れてもいい服&酸性のお湯で変色しやすいのでお気に入りじゃない服 笑
- 手をつきながら進む&転ぶ可能性もあるので背負いやすい防水の袋かバッグ
間違ってもお気に入りの服とかわいい靴で行ったらダメです(誰もそんなことしないと思いますが)。あとはタオルと着替えがあると完璧ですが、あまり重いものを担いでいくのはバランスを崩しやすくなったり疲れやすくなるので控えましょう!
滑る(=水没の可能性)と聞いていたのでインスタントカメラも袋に厳重に入れており写真は少ないのですが 笑 上っている私の後ろ姿がありました。
見づらいですが、
ガチでスニーカー 笑
上り始めは勾配もゆるやかで、お湯もぬるめ。
上に行くにつれてお湯の温度が上がり、
けっこう急な登りが増えます。
アトラクション感覚です!
もちろん自然の滝そのものなので、
ロープや手すりもなし。
ヒグマが出ることもある…と注意書きにありましたが、私たちは出会わずに済みました…。前日に馬と鹿に遭遇した流れからもしかして、と思いましたが、セーフ!
そしてかなり上の方まで登って大きな滝つぼに到着!
深さもけっこうあったので、
足湯ごっこは手前で行いました 笑
熱めのお湯で長くは入っていられなかったですが、気持ちいい!
Mちゃんが滝つぼの上に頑張って上って撮った渾身の1枚がこちら!
わーお。
アナログ インスタントカメラの限界っす!笑
滝つぼの色のキレイさ、伝わるといいな( ´∀`)
あったかい滝を上っていく体験も、その先にあるお湯につかるのも、そうそうできることではないですし、広い北海道の中でも他にはない温泉だと思います。
しかも行ける時期が限られていて、現在は私たちが上ったところまでは立ち入ることができず、「一の滝」というところあたりまでのようです。
シャトルバスや滝に行く際の注意点など、
詳しい情報はホームページを確認してください(*‘∀‘)
カムイワッカ湯の滝|知床自然センター公式サイト (shiretoko.or.jp)
ゆっくり入って疲れを取る…という温泉ではなく、滝つぼ目指して登っていくという珍しい体験と世界遺産のダイナミックな自然を体感できる最高の場所です。時間をとってでも挑戦する価値ありだと思います!旅の体験はプライスレス!モノより思い出!('ω')
北方領土を左手に快走!…からのコンビニで昼寝…。
カムイワッカから戻ってライダーハウスを出発!
道の駅 知床・らうすに立ち寄って
とうきび(とうもろこし)を食べて腹ごしらえ( *´艸`)
海を見ていると、あれはもしや…
北方領土?国後島?
えーこんなに近いんや!!
がんばったら泳いで行けそうなくらい近い。
こないだ行った礼文島よりずっとずっと近い。
でも、あれは日本なの?ロシアなの?どんな世界が広がってるの?すごく近くに見えているのに、なんだか遠い存在に思えて、不思議な気持ちになりました。
左手に国後島を見ながら国道335号線を釧路方面へ!
順調~…と思っていた矢先
眠い……(=_=)
眠い……(=_=)
前を走っていたMちゃんが
セイコーマートへとハンドルを切りました。
Mちゃん「眠くない??もう限界やわ…」
旅好きD「私も… ちょっと寝ようー」
駐車場の端っこ奥の方にバイクを2台止め、バイクの間の地べたに2人で寝そべって1時間寝ました 笑 コンビニのオーナーさんごめんなさい。朝から滝登りと温泉と滝下りした疲れ?と、おなかを満たしたのもあって強烈な眠気を感じたのでした(;・∀・) 眠い中の運転は危険なので、休憩は大事ですね!
霧の摩周湖??…めっちゃ晴れなんですけど!笑
1時間ほど眠り、スッキリした2人 笑
道東の人気スポット「摩周湖」へと向かいます。
1966年に発売された布施明さんの名曲「霧の摩周湖」がヒットするまではそんなに有名な場所ではなかったそうですが、それ以降知名度が上がり、摩周湖は霧が多い=神秘的というイメージが定着したとか。
じゃあきっと、今日も霧がかかってるよね(*‘∀‘)
なーんて風景を想像して行きました。お盆期間ということもあり、駐車場は賑わい、展望台にも人がいっぱい。まだ湖が見えない場所の時点で晴れています 笑
いや…もしかしたら見下ろしたら湖の上に白いモヤモヤがあるかもしれない。最後まで期待をして…(どんだけ霧を見たいのか 笑)
しかーし
めっちゃ晴れーーー!!笑
だよねーーーー(;・∀・)!!
晴れ渡る空のもとに、美しく青く輝く摩周湖。
透き通るような湖面に太陽の光が照らされ
周りを取り囲む深い緑の森が湖の色合いをより際立たせていました。
…っていうくらい記憶に残っているのに、
美幌峠に続いて写真がない!笑
霧じゃない摩周湖、みんなにもぜひ見てほしいから
フリー素材の写真またもや貼っちゃうよ!笑
ちなみに、この摩周湖には
20代の間に仕事でも2回行く機会があったのですが
全部晴れ 笑
晴れた摩周湖を見ると婚期が遅れる…という迷信があるそうですが、人並みの年齢で(とらえ方色々あるけどw)結婚しました。晴れの摩周湖もいいよ!っていうか晴れしかしらない私からすると霧の摩周湖を見たことないからそうとしか言えない 笑
次こそは…霧かな!笑
前が見えない… 釧路へ向かう道で濃霧に!
晴れの摩周湖の余韻にひたりながら今日の最終目的地・釧路へ移動!
道道53号は信号もカーブも少なく走りやすい道…だったのですが、
もわもわ…
もわもわ…
えっ!霧??
てか、なんで今??笑
思ってもみない場所で10メートル先がうっすら見えるくらいの濃霧に見舞われちゃいました!ここここれはきつい!こんなに見えないとは…(゚Д゚;)
しかも気温がグッと下がってきて、霧の中を走っているのが寒すぎる…。本当に夏なの??と思うほどで、カッパを着てもブルブルするくらい寒い…。
北海道ってやっぱりすごい…。
ところ変わると天気が全然違うことを実感しました。
この日は釧路市内にあるライダーハウス
「北友荘(ほくゆうそう)」へ!
気さくで面白いオーナーの田代さんに迎えられて
ずぶ濡れの私たちの心も落ち着きました 笑
たくさんの旅人の中には
私たち以外にも女子2人がいる!!(*'▽')
嬉しくなって話してみると、
なんとヒッチハイクで旅をしているそう!!
女子2人「運転してくれる人との出会いが楽しいよー!」
旅好きD「でも…危ない目にあったことない??」
女子2人「あるよー!だからコレ持ち歩いてる」
旅好きD「それ何??」
女子2人「催涙スプレー!これぶっかけて逃げるw」
たくましい!!でもそのくらいでないと
ヒッチハイクは危険と隣合わせですもんね。
旅のスタイルは人それぞれ。だからこそ楽しい!
この日の夜も、実のある旅話で盛り上がりました(*´ω`*)
ちなみに…北友荘は現在は閉所されています。これまた残念…。グーグルマップで見てみるとライダーハウスがあった場所はコンビニになっている模様。
でも…ここのオーナーさんにはこのあと2日間に渡ってめちゃくちゃ楽しい体験をさせてもらったので、すごく感謝しています!!
その楽しい体験は、北海道ならではのものでした。
ではまた!