深い緑が美しい宝石「ヒスイ」。透明感とそのエキゾチックな雰囲気からアジアや日本で特に人気があります。
私はアクセサリーを普段身に着けないため宝石に対する欲は皆無です。
ところが、我が家の子供たち(特になぜか息子)が、ヒスイ見つけたい!朝日町行きたい!と誰に似たのか興味津々。
ならば行こうじゃぁないのー!てなわけで、お出かけしてきました(子どもに言われると動く…親あるあるw)。
富山県朝日町の「ヒスイ海岸」。果たしてド素人の親子がヒスイに出会えたのか!?結論から言うと…
めっちゃ楽しい!(単純)
ヒスイと出会う5つのコツもお伝えします!
さあ、お宝探しに出発ー(∩´∀`)∩♪
越中宮崎駅すぐそば!通称「ヒスイ海岸」へ
ヒスイを漢字で書くと「翡翠」。
「翡」・「翠」どちらも「かわせみ」と呼び、鳥の名前と羽根の色を意味しています。
こんなに鮮やかな色ならばすぐに気が付きそう!と激甘な考えを持って向かったのは、富山県の東の端にある朝日町(あさひまち)。
北陸自動車道・朝日ICを降りて10分、あいのかぜ富山鉄道・越中宮崎駅のすぐそばにある、通称「ヒスイ海岸」です。
夏は海水浴客でにぎわい、年間通じて釣り人も多いという海岸。
この日も釣り客がいい感じにディスタンスを開けて楽しんでいました。
そんな中にヒスイ探しをする方もちらほら。
ヒスイ海岸は粒子の細かい砂ではなく、じゃり浜の海岸。
波が寄るたびに石が流されてジャラジャラジャラ~と音を立てるのが面白い!(・ω・)
朝日町でヒスイが取れる理由
富山県朝日町とお隣の新潟県糸魚川市は、日本有数のヒスイの産地。なぜこの県境でヒスイがたくさん取れるのでしょう??理由として2つの説があるそうで…
①糸魚川市の姫川や青海川の上流にヒスイの産地があり、それが川から海に運ばれ、波により海岸に打ち上げられた
②フォッサマグナの蛇紋岩層がヒスイ海岸の海底にもあって、波によってヒスイを含んだ蛇紋岩が海岸に打ち上げられた
海底の地質まではわからないものの、ヒスイ海岸の近くにも蛇紋岩層があるそうなので①②のどちらも関係していそうですね。
大人も子供もハマる!ヒスイ探し
難しいことはさておいて!
お宝見つけるんじゃーと気合むき出しの子供たちは海岸に着くなり、ヒスイ探しに夢中に!ヒスイは黒・緑・白の石が多く、キラキラしている…というネット情報だけで立ち向かいました 笑
息子は上の3色の石を中心に、これかなーあれかなーと探していましたが…娘はキラキラ=きれいな石と思い込み、波で研磨されて石のように見えるガラスの破片とかハートに見える形の石とか、変わった色の石とか…もうただの「石ころ遊び」 笑
水に濡れている方が石の色がわかりやすいので、波に近づいて靴は濡れるわ尻もちついて服も濡れるわ…(;´Д`)
子どもたちの着替えは必須です!
そんな子供たちを見ながらも、私は地味~にヒスイ探し…。これだーというものに出会いました!!
ね?ちょっとそれっぽくないですか??(希望的観測)
特に、この真ん中の三角の石!!
緑色がいかにもー!!
キタでしょこれー( *´艸`)!!
ヒスイテラスで無料のヒスイ鑑定…果たして?
子どもと一緒に拾った石を持って向かったのは、越中宮崎駅のすぐ前にある「ヒスイテラス」。
海を眺めながら休憩できるスペースやヒスイの展示、お手洗いはもちろん、レンタサイクルも行っている交流施設です。
あれ……?もしや皆さま、先にここへ立ち寄ってからヒスイ探ししてる…(・ω・)??と気づいたもののとりあえず、一番の目的である「無料ヒスイ鑑定」へ!
ヒスイテラスでは無料でヒスイかどうかを見分けて下さる学芸員さんがいらっしゃるのです!!ありがたーい(*´ω`*)
訪れたのが日曜日だったため、1人10個までという制限付きでしたが、私たちの中での選りすぐった自信のある石をおじさまに見て頂きました。どうですか…?
んーー…
残念、ヒスイないわ~。
え~~!!( ゚Д゚)
う、うそでしょー!(;´Д`)
自信あったのに…泣
じゃあ この三角の緑の石は??
あーコレはね、きつね石。
…きつね石??
そう、これ。
わかりづらっ!(;´Д`)
そうなのか…ヒスイに似たような石もたくさん転がっているのか…。
そりゃーそうだよなーそんな簡単に見つかるわけないかーと思って子どもたちが(というよりも私が)ガッカリしているのを見て、優しい学芸員のおじさんが…
はい、これあげる。
「蛇紋岩(じゃもんがん)」。
見た目がヒスイに似ているけど別名「磁石岩」と呼ばれていて、磁石にくっつくよ!ほれ、やってみ!
ほんとや!磁石にくっついた!!(´ω`*)
優しいおじさんの計らいで、こどもたちは大喜びでしたよ…( ;∀;) おじさんありがとう!
でもやっぱ悔しいな~(>_<)
ヒスイと出会う5つのコツ
おじさんに見つけるコツを聞いてみたところ、ガイドブックのようなパンフレットをくれました。
あら~…こんなものがあったのね(;・∀・)
その中に、コツが5つ書いてあるー!
- 白っぽい石
- 角ばった石
- キラキラな結晶が輝く石
- 重たい石
- なめらかな表面
なるほどね…黒よりも白なんやね…重い石なんやね…
石の見た目や特徴なども書かれていてわかりやすい!
コレ最初に貰えばよかったなあ 笑
ヒスイは誰でも見つけるチャンスあり!
ここまで私たちの情けない結果を見て、ホントにヒスイなんて見つかるの?と思われた方!
学芸員のおじさんが言うには、見つける人は上手にいくつも見つけてくる…そうなので、ぜひ挑戦してみて下さい(∩´∀`)∩ 海が荒れた次の日がねらい目とか!
何より、石ころがどれも個性的で見ているだけでも面白いです。子供たちも自然の中で楽しめますし、夏休みなら海水浴ついでに石ころ探して自由研究にもいいかも!
次は絶対リベンジしてやるー!!(; ・`д・´)
子供よりも燃えている私なのでした(´ー`)/
子どもと富山にお出かけするなら、となみチューリップフェアもオススメ。季節限定のイベントですがチューリップを見るだけでなく、ふわふわの遊具やおいしいグルメも味わえるので子連れも楽しめます!
最後までお読みいただき、ありがとうございました!
ではまた!