ご訪問ありがとうございます。
北陸・田舎育ちの私が何とか大学に合格し、憧れていた京都に住み始めたのが18歳の春。
実家を出てはじめての一人暮らしにワクワクしながら、あれこれ考えて決めたワンルームマンションは、就職が決まって大阪に引っ越すその日まで、私と大学生活をともにした“相棒”となりました。
4年間 同じ部屋にトラブルなく快適に住むことができた経験から、“女子学生の一人暮らしに特化した物件選び”のポイントを、ホンネでお伝えします。
楽しい学生生活は、いいお部屋から!
(不動産の人ではありません 笑)
筆者はどんな物件に4年間住んだのか?
まず、私が大学時代の4年間住んでいた物件の概要です(*'ω'*)
《場所》
京都市上京区・千本今出川交差点より徒歩1分
千本今出川バス停まで 徒歩30秒~1分
大学まで 自転車で10分
《物件》
築8年(当時)6階建て鉄骨構造マンション
大きな「千本通り」に面した4階の 角部屋
《部屋》
東向き(通り側)の大きな窓とベランダ
6.5畳フローリング+ユニットバス
キッチン(ガスコンロを設置)
《賃料》
家賃51000円+共益費5000円=56000円(当時)
《設備》
入口にオートロック、エレベーター完備
敷地内に駐輪場あり
《特徴》
1階は衣料品店 6階は大家さんの住居
この物件のどこが良かったか、何を考慮して決めたのかなどを書いていくので、ぜひ参考にして下さい(`・ω・´)!
セキュリティーを最も重視すべき!
京都市は国内外から観光客が訪れる“国際観光都市”ですが、そのかたわら、大学や専門学校がたくさんあり人口の1割は学生で『学生の街』と呼ばれるほど。
京都は学生さんが住みやすい魅力的な場所でもあるんですね。
これはもう、私も実感しまくりでした。
大きな都市でありながら総合的に見ると治安は良い方で、とりわけJR京都駅より北のエリアは比較的住みやすい環境が整っています。
とはいえ、セキュリティーがしっかりした物件にすると安心です!
特に女子はこれが最も重要といっても過言ではありません。
オートロック付き物件がオススメ
自分の部屋のドア前まで、いつでも誰でも来られる状態って、やっぱり少し不安ですよね。
ストーカーに合わないとも限らないですし、訪問販売などもできれば避けたいところ。
そこで、一定の効果が期待できるのが建物全体のセキュリティーを目的とした「オートロック」です。
共有玄関にオートロックがあると、入居者しか知らない暗証番号や部屋の鍵をかざして開錠してから建物内に入るので、トラブルや不審者侵入を防ぐ対策になります。
ただし!!
この時、周りに変な人がいないか確かめましょう!
開けた時に一緒に入られないように注意です(同じマンションの方ならいいのですが)。
オートロック付きになると、家賃(共益費)もその分高めになりますが、住まい環境の安全を確保するための必要な出費と考え、ある程度見積もることをオススメします!
管理人・大家さん常駐の物件がオススメ
管理人や大家さんがマンション常駐の物件だと、安心・安全度が上がります。
その方たちが実際に住んでいる=自分の家という側面もあるので、設備に対して管理が行き届いていますし、共有スペースなどで顔を合わせる機会があるため、住人でない人の出入りもある程度把握されるからです。
これを面倒と思うか安心と思うかは人それぞれですが、はじめての一人暮らしで不安が大きい方には、大いに重視すべきポイントだと思います。
私の場合、田舎を出たい一心でしたし(笑)一人になることは全く苦でなかったのですが、むしろ親がしきりに心配していました。
そこで「大家さんが同じマンションに住んでいるなら心強い!」という考えから契約を決めた経緯があります。
あとになって思うのですが、マンションのエレベーターで出会った時に何気なくする会話や、大家さんが1階でお店をされていたので“常にそこにいてくれている”という安心感は、すごく心地よかったです。
1階よりは2階、2階よりは3階がオススメ
1階は通りからの視線が気になるため、洗濯物も干しにくいですよね。
また、塀や囲いがあったとしても、簡単に乗り越えられるので不審者に侵入される可能性も高いです。
そこで1階よりは2階。2階よりは3階。
少しでも高いフロアの部屋をオススメします。
一般的に上層階になるほど家賃も上がりますので、私のように4階など中層階を選ぶと、そこそこいい具合の家賃に収まります 笑
エレベーターの設置基準は建物の高さが31メートル以上かどうかだそうです。
だいたい7階~10階以上のマンションにはエレベーターがついていますね。
私が住んでいたマンションは6階建てでしたが、エレベーターつき。
学生さんは若いから階段でも大丈夫だと思いますが、大学やバイトに急いで行きたい時に階段ダッシュすると危ないですし、疲れて帰ってきて4~5階まで登るのってある意味トレーニングかも…。
エレベーターがあると家具などの大きな荷物を運ぶ際にも便利なので、検討してみる価値ありですよ!
程よく賑やかな大通り沿いがオススメ
生活するなら、騒がしい繁華街や大きな百貨店の目の前など、人が極端に集まる場所はあまりオススメできません。
ですが、セキュリティーの観点から見ると、実は程よい交通量と人通りがある大通り沿いはメリットがあります。
犯罪者が悪い事をしようにも
「人目につくから」です。
また、バスやタクシーなどが程よく通り、様々な生活音で「人の気配」がある方が、誰かがいてくれている…という安心感もあります。
昼間ならそこそこ大音量で音楽聞いたりギター弾いても大丈夫 笑
京都市内は碁盤の目のように東西と南北の通りが折り重なっていて、大きな通りがいくつもあります。
昼間の賑わいは夜になると落ち着きますが、一番いいのが街灯・信号・コンビニなどがあるため“暗くなりすぎない”ところ。
大通りから一本入った途端に静かになりますし(それがいいという人ももちろんいますが)暗くひっそりとしているので女子のひとり歩きは本当に気をつけた方がいいです。
私は千本通り沿いに住んでいましたが、夜11時頃まではバスも走っている&何やかんやで人がいるため、怖いー!となったことはほとんどありませんでした。
学生生活を快適に楽しめる物件を選ぼう!
「セキュリティー面」と同じくらい優先したいのが、快適に学生生活を楽しむための「環境面」です。
この2つのバランスが取れていると理想的な物件だと思います!
学校から“ほどよい距離”がオススメ
物件を探す時、皆さん考えるのが「大学や専門学校などキャンパスに近いところ」ですよね。
いいと思います!近い方が通うのラクやから!笑
でも…こんな側面もあります。
学校から近すぎると、
友達やサークル仲間の
たまり場になる確率大なのです 笑
えーと。
色んな人が来て賑やかで楽しいから全然OK!という方はどうぞ!笑
ただ、一人暮らしの利点は
時間を自由に使えること。
自分だけの空間を楽しめること。
その大切な時間と場所を他人様に占拠されてしまうのは実にもったいない!(; ・`д・´)
学校とも友人とも “程よい距離感” そしてメリハリが大事です。
これをふまえて…学校までは
自転車・バスで10分~15分程度がベストだと思います。
頑張ったら歩いて行ける距離
忘れ物をしても戻れる距離(←?)
学校とプライベートの切り替えがしやすい距離
これを意識してみて下さい(∩´∀`)∩
コンビニ・ドラッグストアの近くがオススメ
住みやすい環境を考えると、食事や買い物の便利さは外せません。
スーパーの近くはもちろん、コンビニやドラッグストアが徒歩数分で行ける場所にあると生活しやすいですね。
特に最近のドラッグストアは生鮮食品・冷凍食品も充実していますし、飲料などもコンビニより安く手に入ります。
スーパーより閉店時間が遅いのも嬉しいポイント。
近くにあると一人暮らしの節約自炊をする上で、力強い味方になってくれますよ!
セキュリティー・環境・家賃のバランスを考慮
学生向けマンションの家賃相場
セキュリティーと住みよい環境、この両方をクリアしている物件は やはり家賃が高めになります。
場合によっては敷金や礼金(保証金)を高く設定している物件もあります。
京都市内の地域にもよりますが、学生向けマンションの家賃の相場は3万円~6万円台。
毎月払い続けるお金なので安いに越したことはないですが、安心・安全面のバランスを考えて折り合いをつけることが大事です。
物件を探していると驚くほど家賃が安い部屋もたまにあります。
ただし「安い」には必ず何か理由があるので上手に見極めましょう!
暮らしてみて初めてわかることもある
大学時代は友達の家に遊びに行ったりサークル仲間で家飲みをすることも多かったのですが、その度にいろんな部屋を見れるのが面白かったなぁ~!
本当にお部屋によって状況さまざまです。
以下はその一例ですが…
- ロフト付きの部屋は上るのが面倒で物置にしている
- 居酒屋近くのマンションは夜遅くまで騒がしくて結局引っ越した
- 飲食店の上に住んでいると部屋によくゴキブリが出る
- 静かな場所が気に入って住んだが、隣の部屋の音がよく聞こえて気になる
- 立地も広さも良いが収納が少なくて部屋の中にそのまま物を置いている
などなど…。
暮らしてみて初めてわかることって、
た~くさんあるんですよね(;・∀・)
もちろん、セキュリティーと立地が良く築年数も浅い…すごくいいマンションに暮らす友達もいて、当時の私は「うらやましいなー」と思っていました。
ただ 振り返ってみると…
狭くてちょっと不便なこともあったけど、そんな経験をしていてよかったなあと今は思うのです。
また同じことができるかというと…できない 笑
青春は本当に一度切りなのです(誰目線)。
納得の物件選びで楽しい学生生活を!
この他にも日当たり・通気性・水回り・築年数などチェックすべきポイントはたくさんありますが、自分の中での優先順位に沿って見極めて選ぶことが大事です。
物件は1つだけ見て決めるのではなく、少なくとも3~4か所を比較して考えると納得がいくものになると思います。
こんなはずじゃなかったー引っ越し!となると敷金・礼金・引っ越し代などでかなりの出費になるので、住みやすいお部屋を選びたいですね。
京都ではじめての一人暮らし。
選んだ物件がたとえ100点満点でなくとも、
住んでみてあれ?ということが多少あっても、
よほどでない限りは「ここが自分の城!」と愛して楽しむ気持ちを、ぜひ持って欲しいと思います。
学生生活で起こる楽しいことも辛いことも、その部屋で過ごした日々はきっと人生の宝物になるはずです。
あなたにとって最良の物件に巡り合えますように!
最後までお読み頂き、ありがとうございました!
ではまた!